壇上で偉そうなことを言っている場合じゃありません

すっかりあの地震から自分がウツっぽくなっていましたが、GWに海外脱出しリフレッシュしてきました。
ところで、今日、未就労者に対してちょっとしたお話をする機会を頂きました。
テーマは「地域にとっての農商工連携」。
どんな話をしようか、いろいろ考えて、未就労者というからには、それなりに色々と問題があるのだろうと、特に人とのコミュニケーション能力に問題があるのだろうと。
なので、農商工連携を通して、人と人の関わりあいの大切についてお話をしようと思いました。
ところが、
彼らは問題があるどころか、とても素直で、積極的でした。
問いかけに対しては素直に答え、挙手を求めれば積極的に挙がります。
私が他で社会人向けにやっている講義よりもはるかに柔軟です。
そんな中で、偶然、以前に専門学校で教えていた生徒にも再会することが出来ました。
私の知っている彼は昔から積極的ではないにしても素直でコミュニケーション能力が高く、そこそこ頭が良い生徒でした。今もその雰囲気は変わりません。
未就労であるのは、個別に色々あるのでしょうけれども、ざっくり括るとやっぱり社会環境によるものです。
私は彼らの前では立派なことを言いましたが、経済を牽引していくべき世代、つまり私たちがしっかりしないと、彼らにチャンスの場も与えられないのだと思いました。
壇上で偉そうなことを言っている場合じゃありません。
いまどきの若い者などと、ひとくくりにしている場合じゃありません。
もっともっとやるべきことがあって、コツコツと積み上げていくべきことがあるのだと気付いた重要な一日となりました。