レジリエンス認証

2016-04-18

本日4月18日よりレジリエンス認証という制度が始まりました。

政府の国土強靱化の趣旨に賛同し、BCPを策定するなど事業継続に関する取組を積極的に行っている事業者を「国土強靱化貢献団体」として認証する制度だそうです。

具体的には「一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会」が行うそうです。

現在のところ、そのメリットは、レジリエンス認証マークを社員の名刺や広告等を出せることや、内閣官房国土強靱化推進室のホームベージに認証取得団体として公表されることなどだそうですが、今後、企業が取得するためのインセンティブを検討していくとのことです。

認証取得企業に対し国の現行の融資や補助金を優先的に配分したり、国発注の工事入札などの公共調達で加点評価したりなどがインセンティブとして検討されている話が漏れ聞こえてきます。

ちなみにBCPとは災害時に早急に復旧したりする為に、日ごろ行う活動や、緊急時の行動をまとめたプランの事です。

https://www.resilience-jp.org/certification/

★災害対策について

 最近、災害対策やBCPについてのセミナーをやらせていただいております。
 (BCPというのはBusiness Continuity Planの略で、事業継続計画と訳されます)

 今年の1月1日に東海地震の可能性がすこし増えたことが発表されたり、2月に陸前高田に行かせてもらったことなど、色々思うところがあり、ぜひ関わらせていただきたいなと思ったからです。
 東海地震は、もしかしたら明日くるかもしれません。もしかしたら、あと数秒後にくるかもしれません。そういうことを考えたら、なんか居ても立ってもいられなくなります。

 3.11の時に、どうしていいかよくわからず、モンモンとしていましたが、家では家内がいろいろ買い込んではせっせと東北に送ったり、お金が早く届くところを調べて募金をしたりしていました。そんなのが役に立つのかどうなのかはさておき、モンモンとしているよりはマシなのでしょう。とにかくなにか行動しないと、後で後悔しそうです。


BCP、事業継続計画、災害対策

<2月の陸前高田では珍しく雪景色でした。>

 もしも自分のところに災害が来たら、それだけで色々と残念な思いをするのに、さらに準備不足で悔しい思いをするなんてことはあってはなりません。自分の身はどうなってもいいと思っている人でも、他人の身を考えればそういう訳にもいかないと思います。

 セミナーでは「BCPを作っておくと、災害後に、なんと売上を伸ばすことができます!」なんて話をさせてもらっています。確かに本当なんですけど、言いながら、そういうこっちゃない。とも思っています。なので、多分、私はこの記事を書いているのでしょう。

 昨日、名古屋でもグラっときました。そのときまず家内に声かけして、家内が用意していた災害用のリュックをすかさず背負いました。しかし、その後どうしていいかわかりませんでした。まだまだです。人間って焦ると、その次どうしていいかわからなくなるので、災害対策は普段からのどれだけイメージしてどれだけ考えているかが重要なのだなと改めて思いました。