無料クラウドストレージサービスについて

Google Driveが2012年4月に利用開始されました。
無料ドライブは5GとDropboxの2Gより大きいです。

対抗するマイクロソフトのSkyDriveは、4月末に同期ソフトの運用開始です。
容量は25Gから7Gに減少したものの、DropboxやGoogle Driveと同じように使用できるようになりました。

また、SkyDriveは20Gの容量追加なら800円/年と、他を圧倒して安いです。
100Gの追加でも年間4000円と、Dropboxの99.99$やGoogle Driveの59.88$よりも安いです。

ストレージクラウドは容量を大きくすることで課金するビジネスモデルですが、サービスの併設で無料で多くの容量を使うことができます(^^;)

ただし、常駐する同期アプリケーションは使用容量に応じて、メモリ使用量が多くなるので、パソコンがとても重くなることに注意して下さい。

Dropboxで35M、Google Driveで100M、Skydriveで50Mは私のPCでの動作状況です。(全て容量ほぼ満タン)
Google Driveは他に比べてメモリ効率が悪いようで、私はDropbox+SkyDriveの併設でしばらく使用してみます。

全てのストレージサービスは、iPhone, iPad用のアプリケーションが提供されているので、これらの端末からでもアクセスできます。

ところで、
クラウドを利用したストレージの永遠の課題は、以下の部分の不安をどう克服するかにあります。

★データがどこにあるのかわからない不安
★流出して機密漏洩しないかの不安

これに加えて、昨年のDropboxやGoogle Docsの漏洩事件、ストレージサービスではないですが、ファーストサーバーの障害など、まだクラウド上に保存されたデータの機密性、保全性が危うい状況にあります。

まだ成熟期に至っていないシステムであり、企業の信頼を勝ち取っていくためには、実績が大事になるため、技術の進歩と裏腹に時間がかかると思われます。

でも、こういうことを斜めに見て、何もしないのは一番良くないことです。
3.11以降、社内にストレージサーバーを持ちバックアップを取っていても意味がないことはよくお分かりだと思います。
クラウドストレージサービスの動向に目を向けてまいりましょう。