BCPセミナーします。

災害対策とBCP

先の”災害対策について”の記事にも書きましたが、人は災害が起きた時に、どうしていいかわからなくなってしまうので、準備がとても大事です。
しかし、なかなか準備ができません。理由は大きく分けて二つあると思います。

(1)切迫性が無いので気が向かない。
(2)やらなくちゃいけないと思いながらやり方がわからないので動けない。

もし、(2)が理由でしたらやり方を学べばいいのだと思います。

耐震工事も重要、買い置きのヘルメットも重要、従業員の安否確認方法も重要....
やることはたくさんあるので、全体的な概要をまず掴む必要があります。そうでないと、大事なことと大事でないことの優先準備が見えなくなってしまうからです。

災害対策セミナーがまた5月23日(水)に名古屋商工会議所で開催されます。

災害対策、BCPセミナーの案内PDFはこちら

3部構成で、1部に私がBCPについてお話をさせていただきます。
無料ですので、ぜひお話を聞いていただきたいと思います。

BCP、BCPと叫ばれてずっとこの方、セミナーは開かれども具体的なモノが見れない。
とお考えの方は多いと思います。

BCP策定にあたっては、サンプルで理解するのがよいですが、BCPそのものを見たことがない人がほとんどじゃないでしょうか。
とっても気持ちが悪いですね。

なぜBCPがサンプルとして提供されないかというと、それはBCPがビジネスノウハウだからです。

ビジネスには、理念や事業ドメイン、大枠の戦略や戦術の一部など、公開してもいいものや、公開すべきもの(IRやCSRなど)があります。
しかし、企業として収益をあげる根幹は、このビジネスノウハウです。

もちろん、お見せしていいレベルのBCPはあります。でも、それはとても一般的なことばかりが書いてあって、きっと見ても面白くないでしょう。国や県が出しているサンプルレベルです。面白くないのは具体性に欠けるからです。

本当に作りこまれたBCPは、他社には見せられないものです。
特に中核事業を真剣に絞り込んだ企業様などは、
こちらの顧客は非常に重要なので、絶対に供給をとめてはいけない。
(裏返すと、あちらのお客は重要な顧客ではないので、断腸の思いで供給を止めることもやむを得ない)
等の内容も含まれます。当然に文書化されていませんが認識として社員に展開されます。

しかも、もしこれらのBCPを具体的に見ることができても、他社のものだと自社と状況が異なるためピンと来ません。

「なぜ、そういう方策を取ることにしたのか?」という疑問はその会社の取引状況や背景を知らなければわかりません。

BCPはまた、その会社の経営戦略とも言えます。

方針として、1.いのちを守る。2.顧客を守る。3.地域を守る。が一般的な方針ですが、いのちの守り方、顧客の守り方、地域の守り方はそれぞれ具体的な方法があって、その具体的な方法にはそれぞれの理由があります。
その「理由」の部分が経営戦略の一部です。

大地震が起きたら、スーパーの場合は、すぐに仮設店舗をたちあげて、時には無料で食材を配布ことをしますが、もちろんそれは地域を守るためではありますが、地域に信頼され続ける、ひいては、将来の売上を守るということです。できれば他社に先んじてこれが出来れば、信頼感はググっとアップですね。
わかりやすい例で申し訳ないですが、社会貢献に並行して、企業には競争戦略があります。
BCPは競争戦略に大きく貢献するものですから、当然にそれは経営戦略と密着しています。


チキンラーメン号は、阪神大震災の頃から、素早いですね。
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2013/2/14セミナー回答

細谷です。
先日は、セミナーに参加していただき、ありがとうございました。
皆さんの質問をホームページ上にアップすると言ったのに、3日経ってもアップしなくてすみませんでした。
今、仕事が多忙を極めておりまして(汗)などと、出来ない理由を言ってはダメ!出来る方法を考えよ!
心を入れ替えて、一日一個でも、更新していきます。
よろしくお願いします。

それでは最初のお便り、ではなく、最初のご質問から。

sakana

(1)CMSで自分で作るページは手作り感、素人っぽさが業者が制作したものと比べて少しはあると思いますが、どのようなイメージのHPにしたいかを自分たちで判断して、業者かCMSかを選択した方が良いですよね。

いきなり本質に迫る質問です。
確かに、CMSを使ったとしてもプロにはかないません。当たり前です。プロはこれでご飯を食べているのですから。
セミナーでも申し上げましたが、いつかはプロに頼まなくてはいけません。問題は、「いつプロに頼むか」です。
皆さんが頭に汗をかいて、顧客は何か、自社はなにかを考えないうちに、プロに頼むと、それは「プロっぽいサイト」ができるだけ(※)で、「売れるサイト」は出来ません。ですから、最初はCMSで自らコンテンツを考え、自ら文章を考えることが必要です。
一通りHPが出来たら、そのCMSのまま、CMSデザインだけをプロに頼むことも出来ます。
質問に対する回答ですが、そのとおりだと思います。どのようなイメージのHPにしたいかを自分たちで判断してください。
ただ、ご質問の「イメージ」という部分に十分な深みを持たせた場合に限ります。

※ちなみに、業者の中にも「本当に売れるサイトをつくるプロ」がいますので、全てには当てはまりません。しかし、大体はこのような感じだと思います。

neko

(2)現在、HP、ネットショップ、ブログを行っています。ブログについては現在利用しているところからアメブロに変える予定なのですが、やめるのではなく、二つのブログを平行していったほうがメリットがあるのでしょうか。

コンテンツはたくさん必要ですが、平行しても内容が同じならあんまりメリットは無いと思うのですが、単純にランディングポイントが増えるのでアクセス数は集められるような気がします。私なら、平行して、どちらのアクセスが多いか、そして、そのブログから自社への流入数や流入率を測定したくなります。ブログは書き続けるとアクセスが多くなるので半年から1年くらい続けないといけないと思いますが。もし、平行して測定したら、結果を教えてくださいね。(^^)

FLAG002

(3)初歩的な質問でお恥ずかしいですが、経費が可能ならワードプレス、みんビズ、ズープス、そしてブログ利用等色々な方法でホームページをより多く作成したほうが、集客につながるのでしょうか?

CMSの種類やブログの種類は関係ありません。どれも、検索エンジンから見たら、ホームページです。
ホームページは多く作成したほうが、ランディングポイントも増えますし、コンテンツも増えますし、キーワードも増えますから、集客につながります。しかし、品質の悪いホームページをたくさん作っても、意味がありません。ここで言う、「品質」とは、検索エンジンから見た品質です。検索エンジンからみた品質とはなにか、は、セミナー中にお話をさせていただきました。”答えはここにある”というアレです。

jinnmen

(4)集客が頭打ち→一日500アクセス/離脱率が高い→80%以上/成約率が低い→1/750(0.13%)

質問意図はわかりませんが、現状データに不満足ということですよね。
ページ内容、商材、広告費、検索順位などがわかりませんのでアドバイスできませんが、それでは回答になりませんので与えられた条件だけでお話をします。
一日500アクセスあれば、離脱率や成約率を高める取り組みの方が優先だと思います。
つまり、「接客力」を高める必要があります。それらの要素については、配布資料の後ろから6ページ目(3枚目)のマインドマップの下方、「接客を高めて、コンバージョン率を高める」をご参照ください。
しかし、そもそも、取り扱いの商材が売れるものなのか?という点も考えてください。
努力が実を結んで接客力が高まり成約率が高まったころ、集客数も増えていることに気がつくでしょう。

MONY022

(5)グーグル、ヤフーなどの検索で、弊社の社名を直接入力してホームページを見に来ている件数が一番多いのですが、キーワードの解釈はどのように考えたらよいでしょう。

まず、社名を入力して来ている件数が多いのは、①名刺交換した人などが見に来ている、ということと、②他のキーワードでは検索で全く引っかからない、ということだと思います。つまり、SEOが全く出来ていないということだと思います。
SEOを行いましょう。配布資料の後ろから5ページ目(3枚目)の「SEO対策技術まとめ」をご覧ください。
キーワード選びは、「顧客創造シート」のキーワードから選択すればよいと思います。

STAR002

(6)CADデータをフリーでダウンロードできるようにしているのですが、ダウンロード先の詳細な情報を入手するのに有効な手段はあるでしょうか(ユーザー登録などは行っておりません)

ありません。ユーザー登録機能を設けましょう。
この先はセミナーでもお話していませんが、ウェブマーケティングプランの作成が必要です。
(たとえば、メールアドレスを収集し、メールマガジンを配布し、ステップマーケティングを行う。(これは中小企業だと難しい、しかもちょっと古い手法かもしれません))

STAR013

(7)BtoB企業のHP運用について、HPからの顧客獲得を考えていません。企業認知度の向上やCSRの観点からのHP運用を考えていますが、そのHPはどのようなものにしたら良いのでしょう?

このような質問もよくいただきます。HPは販促のみにあらず。ブランディングや採用のために存在しているものも多いです。
ドラッカーは、「企業の目的は顧客の創造である」といいました。HPからの顧客獲得を考えていないのではなく、そのプロセスとして、企業認知度の向上やCSRを用いたいということではないでしょうか。
ここまでをご了承いただくとして、その次に企業認知度の向上やCSRの観点のHP運用ですが、これはHPは向いておりません。なぜなら、その会社を知らない人が、その会社名で検索することもありませんし、CSRの取り組みについて検索する人もCSR商品販売業者くらいしかいないからです。HPはプル型の媒体です。これに対し、テレビCMや新聞広告、Yahoo!などのメジャーなサイトの広告などはプッシュ型の媒体です。プッシュ型はこちらから押し出すことができますが、プル型はお客様から歩みよってこなくては見せることができません。
方法としては、セミナーの最後でハイブリッド型HPを提言させていただきましたが、CSR活動をある媒体でプッシュをして、「続きはwebで」の方式が良いかと思います。ただ、それだけだとあまりにも非効率なので、やはりお客様の悩み事困りごとでプルして一度HPに訪問していただき、その上でCSR活動をご紹介させていただく、という方法も合わせたほうがよいかと思います。(回答になりましたでしょうか)

IDEA003

(8)HP=商品を売るためのツールという以外の活用法について

質問意図がよくわかりませんが、「商品を売るためのツールという以外の活用法についてどんなものがあるでしょうか?」という質問に読み替えてお答えします。
上記でも述べましたが、基本的には「顧客の創造」のためのプロセスのひとつになると思います。
顧客創造のプロセスに顧客満足の視点があるとすれば、メーカーや卸は、卸や小売のためにカタログダウンロード、在庫検索システム、販促ツールの提供等(これらはセミナー中にご紹介しました)。小売であれば、クレームの窓口を設定したり、取扱説明書ダウンロード等。
顧客創造のプロセスに集客があるとすれば、価値提供によるメールアドレスの収集等。
顧客創造のプロセスに信用があるとすれば、信用情報の開示、たとえば社長の顔、業歴、沿革、主要取引先、メインバンク、5S活動の取り組み等。
顧客創造のプロセスに安心があるとすれば、スタッフの写真、店内の写真、メニューと価格、お客様の声、いきいき職場作りの取り組み、ISO9000・14000の取り組み、事業継続計画(BCP)の取り組み等。
顧客創造のプロセスの中に認知度向上があるとすれば、これは上記で述べましたがプッシュ型でないと難しいので、会社の業務を一言で言い表すイメージとキャッチコピーをHPの最初に持ってきて、あるキーワードでリスティング広告を常に出し続ける方法な等。
顧客創造プロセスの中に、企業イメージの向上があるとすれば、CSR活動の取り組み、地域活動への取り組み等の紹介。
顧客創造プロセスの中に人材確保があるとすれば、採用情報、職場紹介、先輩の声、教育体系の開示、やりがい・生きがいのイメージ等。
思いつきで書きました。いつか体系化します。

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(9)フレームを使ってはいけない理由はなんですか?また、フレームを使わない場合、画面レイアウトはどうすればよいですか?

フレームをつかってはいけない理由は、「検索エンジンに登録されにくくなる」からです。
フレームを使用すると、フレームページも一つのページとなります。
フレームページはコンテンツがなにもないページとみなされ、クローラ(検索エンジンロボット)が回ってきても、「コンテンツがない」とみなされ、評価が下がります。
コンテンツページを一所懸命更新しても、フレームページのマイナス面があるので損をします。

質問者の方の技術レベルがわからないので、どのレベルで回答すればよいかわからないのですが、

フレームを使わず、ページを分割レイアウトする標準の方法は、
HTML上では

タグを使います。

sakana

(10)ホームページをブログでやる方法、カスタマイズする方法も知りたいです。

すみません。セミナー中に回答していればよかったのですが、どちらにしても時間がありませんでしたね。
こちらで説明するのは難しいです。
各ブログにはマニュアルがありますのでそちらをご覧ください。

OTHR015
(11)HPに動画を載せるにはどうしたらよいですか?

以下のようなサイトで基本的な技術を学んでください。最近はインターネットに何でも載っています。
とほほのwww入門

FLAG002

(12)見やすいHPの形とは?

トライベックという会社が、「見やすいホームページランキング」みたいなものをやっていますので、ご参考にしてください。
ユーザビリティランキング
セミナー資料の最後の添付してある、「ユーザビリティチェックリスト」もご活用ください。(^^)

IDEA003

(13)迷惑メールの避け方について

迷惑メールフィルタのついているメーラーもいくつかありますが、どれもぱっとしません。
一番のオススメはGmailです。メールフィルタの精度がダントツに高いです。
私は、メールアドレスを5~6個持っていますが、全てGmailに転送しています。
Gmailはクラウドなので、インターネットにつながっていたらどこでもどの端末でも見ることができます。


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突っ込んだご質問は、こちらにいらしてください。


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